令和5(2023)年度支部長 西田泰子
越し方行く末
佐保会静岡支部役員を西部地区から引き継ぎ、しばらく地区活動にもご無沙汰していた自分になにができるか心配もありましたが、支部総会では県内各地から諸姉の参加を得て、そのお元気さ、前向きさに明日からの活力を頂きました。
かつて奈良女子大生であったこと、今静岡県に住んでいること、このたった二つの共通項で結ばれた絆ですが、皆さんにお会いすれば若かった奈良の地での自分を思い出し、懐かしさとともに今ある姿を振り返る、そして先輩諸姉のお話からこれからの生き方を考えるといった、あたかも自分の人生の点検作業をしているような気持になる集まりです。
今年初めて参加した一般社団法人佐保会代議員定時総会・奈良女子大学同窓会総会では、いくつかの支部の活動状況を聞く機会を得ましたが、どの支部も総会、研修会等への参加率の低さ、参加者の高齢化などが課題として挙がっていました。
一つの要因として野口理事長から説明のあった卒業生の動向が影響していると考えました。野口理事長は各県からの入学者の人数と、卒業生の住所別人数を比較し、卒業生の多くが卒業時には地元に帰らず大都市に流れていることを報告しています。
ちなみに昨年度は22人の静岡県出身学生のうち、静岡県に戻ったのは7人でした。少子化も相まって地方の会員数が減少していく中、どのような支部活動が皆さんのニーズに合っているのか、改めて考えさせられるお話でした。
せっかく皆さんと結べた絆を次につないでいける支部活動を目指します。