◇支部長 挨拶◇ 会員のみなさまへ

令和3(2021)年度支部長 磯部志げ子

~同窓生の皆様との出会いに感謝して~

 

令和3年度から2年間、佐保会静岡支部長を務めさせていただくことになりました磯部志げ子と申します。世界的な規模でのコロナ禍により、昨年予定されていた東京2020オリパラ開催延期をはじめとして様々な計画が変更されました。このような状況では、昨年度に引き続き今年度も、佐保会静岡支部総会を中止せざるを得ませんでした。そこで、5月下旬に発送しました書面において、佐保会静岡支部総会の中止と事業内容及び会計に関する承認のお願いをさせていただきました。その後、会員の皆様からは特にご異議等ありませんでしたので、ご承認いただけたものとして、本年度の事業及び予算の執行をさせていただきたいと思います。

まずは、佐保会静岡支部の発展にご尽力いただいた杉山由美子前支部長はじめ前役員・前地区幹事の皆様に、心よりお礼申し上げます。前役員の皆様は、コロナ禍により中止せざるを得なかった成瀬九美教授の講演会の内容を、佐保会静岡支部だよりの巻頭として紹介するなど、様々な工夫をしてくださいました。私も、新役員・新地区幹事の方々とともに、これまで佐保会静岡支部を続けてこられた先輩役員の皆様の思いを次の方々に繋げていけるように、より多くの同窓生が参加したくなるような活動を企画・実施できればと思っております。ですから、もしご希望などありましたら是非お知らせください。皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。

 

私自身は、卒業後仕事と育児に追われ、佐保会にはずっとご無沙汰していました。しかし、子育ても一段落した50代前半に西部地区幹事となったのが、佐保会との再会のきっかけでした。それまで、高校教員として仕事をする中で、同窓生の先輩たちに何度も助けていただきました。佐保会に参加し、職場や日常生活では出会うことのできない多くの素敵な同窓生と出会い、お話を伺うことができました。私は高校教員として働いてきましたが、同窓生の中には専業主婦として家族を支えてこられた方やボランティア活動をされてきた方が多数いらっしゃいました。仕事をされてきた人と同様にそういう方々から学ぶことができ、思いやりのある言葉をかけられ、どれほど嬉しかったかわかりません。高校・大学の同級生である前支部長の杉山由美子さんとも、「普段出会えない方々と、佐保会で出会えるのはとても幸せなことだよね」と、よく話したものです。

また、活躍されてきた同窓生のお言葉にも心惹かれました。日本を代表する女性画家である小倉遊亀さんは、奈良女子大学の講堂の緞帳の原画「爛漫」について、「画面一ぱいに咲きほこる桜の花には一点の不純さもなく香気ふくいくと両手をひろげて、己のすべてを出しています。満身の力を出し切ってする仕事ほど美しいものはありません」と書いておられます。『妻のトリセツ』がベストセラーとなった黒川伊保子さんは、物理学科卒業で、数学科を卒業した私の3年後輩だったようです。脳とことばの研究から導かれた「才覚は必ず欠点と共に、脳の中に存在すること。家族を欠点で見ればイライラするが、才覚で見れば、かけがえがない」(『家族のトリセツ』から)というお話は、家族のみならずご近所や職場でも役立つ知見だと思います。

 

佐保会の活動によって同窓生の皆様と出会えたことは、私にとって本当にありがたいことだと思っております。同窓生の皆様が、世代を越えて語り合う中で新たな出会いが生まれ、それが皆様にとって何らかのお役に立てればと願って活動していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

静岡に住む奈良女子大学卒業生の方、情報をお寄せ下さい。

◇入会の手続き◇

他県から就職・転居で静岡県に転入された方や当支部への復会のご連絡、お待ちしております。

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