平成29(2017)年度支部長 吉原 崇恵
~継承と発展を考えてみたいものです~
平成29年、30年の支部長をお引き受けしました。長年、土曜日曜なしの生活を続けておりましたので佐保会にご無沙汰することが多く、心苦しく思っておりました。
前支部長からの引継ぎによりますと、平成29年度で創立102年目になります。同窓会として何を引き継ぎ発展させるのか、一度ゆっくり考えてみたいものです。
それにしても、同窓生とは日常的に交流があるわけではなくバーチャルな存在のようであります。しかし自分の今を作る大きな要因には違いありません。学生時代に優秀ではなかった私にとって、「クラスメイトに会ったら心から親しみたい、屈託なく笑いたい」という思いが、何かにつけて支えになったと思います。先輩を始めとした同窓生を誇りに思い、刺激を受け、自己形成や交流のできるネットワークを継承していきたいと思います。
また、支部便り平成29年2月23日号には前支部長からの申し渡しが記されています。これらを継承していきたいと思います。
ところで、発展と言えば、引継ぎを3月に受けまして7月8日の総会準備をする中で、運営上の小さな改善に取り組みました。一点目は、公開セミナーにあたって静岡県教育委員会高校教育課に後援を得るべく、書類提出をいたしました。後援には数百人規模の開催であることが必要で今回は適いませんでしたが、公開セミナーの案内チラシを静岡県立の全ての高校に配布していただきました。奈良女子大学、佐保会の存在を教育関係機関にアピールする機会になったと思います。
二点目は会計関係です。その一つは会費納入の推進です。総会案内の宛名に添えて、各自の会費納入済みの年度をお知らせしました。そのために、予算収入の会費の費目に当該年度と当該年度以外の年度の欄を設けて整理しやすくしました。もう一つは、会計監査の監事を設置したことです。小規模の会計とはいえ第三者の目で監査を受けることは民主的運営に必須だと考え、監事さんも快くお引き受けいただきました。また引き続き名簿の整理、会費納入の方法など検討する予定です。
積年の課題の一つに、若い会員の参加があります。現職で、家族成長のステージにおられる世代にとって、参加できる会のあり方が課題です。皆さんにとって問題意識を共有できる課題などを企画に取り組むことも必要だと考えています。